治療のご案内

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歯周病ってどんな病気?

位相差顕微鏡

テレビコマーシャルなどで「歯周病」と言う言葉を多くの人は聞いたことがあると思います。しかし、言葉は聞いたことがあっても病気の内容がよくわからないのが現状ではないでしょうか。歯周病は、歯垢の中のバイ菌が原因で起こる感染症です。

当院では、位相差顕微鏡で患者さん自身の歯垢の中のバイ菌を見ることができます。


歯周病はどのように進むのでしょうか?

歯周病はおおきく2つに分けられます。ひとつは歯肉炎でもうひとつは歯周炎です。歯肉炎から歯周炎へ進みます。

歯肉炎の症状と特徴
歯肉炎
  • 歯肉(歯ぐき)だけに問題がある
  • 歯肉に炎症がある(赤み、腫れ、血が出る)
    しかし、歯肉の下の骨は、まだなくなっていない
  • 10代から認められる

歯周炎の症状と特徴

歯肉の下の骨がなくなることを歯周炎と言い、軽度、中等度、重度に分類されます。

  • 歯肉(歯ぐき)に炎症がある(赤み、腫れ、血が出る)進行すると、膿が出る、口臭がする
  • 歯肉の下の骨がなくなる(歯肉炎との違い)
  • なくなった骨をもとに戻すことができない。そのため、ある程度骨がなくなって、歯が動いてしまうと歯を抜かなければならない(歯周炎の問題点)
歯周炎その1歯周炎その2歯周炎その3

歯周病の原因と危険因子

歯垢ってなに?
歯垢

歯垢はプラークとも呼ばれます。歯の表面に付いている白くネバネバしたものです。歯垢は食べ物のカスのように思われがちですが、そうではなくて歯周病菌やムシ歯菌をはじめとする細菌のかたまりです。歯周病はその歯垢の歯周病菌がひきおこす感染症です。


歯垢と歯石ってちがうの?
歯石

歯石は歯垢が唾液(ツバ)と反応して石のようにかたまったものです。歯石の表面はザラザラしているため、さらに歯垢が付きやすくなります。悪循環になります。歯石になると歯ブラシでは取れません。歯科医院で取ってもらいましょう。


感染症なら歯周病ってうつるの?

お母さんが子供に口移しで食べ物をあげないようにしてくださいと言われたことはないですか。生まれたときには、お口の中には歯周病菌は存在しません。しかし、元々いない歯周病菌が、なぜ、今、お口の中に存在するかというと、感染したからです。回し飲みや回し食い、箸の使いまわし、くしゃみなどが感染ルートとしてあげられます。菌がお口の中に入ってくると、歯周病を発症する可能性がでてきます。

歯周病原菌の家族感染

危険因子ってなに?

歯周病の直接の原因は歯垢の細菌です。しかし、それだけではありません。歯周病の発症・進行には、毎日の生活習慣に潜むいろいろな危険因子が関わっています。危険因子があると、歯周病が急激に進行したり、落ち着いたのが、再発しやすくなります。口の中の危険因子と全身的な危険因子があります。特に、タバコは最大の危険因子です。

タバコは最大の危険因子

喫煙したタバコの総蓄積本数が問題になります。年齢が若いときに、喫煙してもすぐに影響は表に出ません。しかし、年をとるとともに、喫煙したタバコの総蓄積本数が多ければ多いほど、影響が表に出てきます。そして、歯周病を悪化させます。

例えば、歯肉の下の骨はなくなっているに、歯肉が硬くなり(繊維化)、出血などの歯周病の典型的な症状がでにくくなります。そのため、気づくのが遅くなります。やがて、歯が動いてから歯周病に気づいても、なくなった骨を回復させることは出来ないため、抜歯になります。

タバコは最大の危険因子

歯周病の予防と治療

歯周病の予防と治療の考え方は、原因菌を減らすことと、生活習慣を改善して危険因子を少なくすることの二つです。原因菌を減らすために、ひとつはブラッシングで歯垢を取り除く。もうひとつは歯の周りを掃除をして歯石などを取り除くことです。

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